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第26章

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どの子もリュックサックをふくらませて、校長先生の言うことも待っていた。生徒たちの、後ろには、有名な滝の、豊かな水が、力強く、そして美しいリズムを作っていた。先生は言った。「いい会。何人でグループを作って、まず、先生たちが持ってきたレンガを使って、カマドを作ろう。それから、手分けして、河でお米を洗って、火にかけたら、あとは豚汁だ。さあ、始めようか!」生徒たちは、ジャンケンとか、いろんな方法で、グループに分かれた。全校生徒で五十人たらずなのだから、六つくらいのグループが、すぐ出来た。穴を掘って、レンガを、かこいのように積む。その上に鉄の細いさんのようなものを乗せて、おなべと飯盒を載せる台を作る。誰かさん達は、その間に、林の中で、たくさん、落ちている薪を拾って来る。それから、河にお米をとぎに行く子。いろんな役目を自分たちで作って分担した。トットちゃんは、自分で推薦して、お野菜を切る、「豚汁のかかり」になった。もう一人、トットちゃんより二年上の男の子も野菜を切る役目だったけど。この子がやると、すごく大きいのや小さいのや、目茶苦茶な形になった。でも、その男の子は、鼻の頭に汗をいっぱいかいて、格闘していた。トットちゃんは、みんなの持ってきた、おなすや、じゃがいも、お葱、ごぼうなどを、ママがするように、上手に、食べやすい大きさに切った。それから思いついて、キューリとおなすを薄く切って、お塩でもんで、ご丁寧に、お漬物まで作った。そして、時々、格闘してる上級生に、「こうやれば?」なんて教えたりもした。だから、なんとなく、もう、お母さんに、なったような気さえした。みんなは、トットちゃんの、お漬物に感心した。トットちゃんは、両手を腰にあてて、謙遜した風にいった。「ちょっと、やってみただけよ」豚汁の味付けは、みんなの意見で決めることのした。どのグループからも、「キャア!」とか、「わあーい」とか「いやだあー」とか、笑う声がしていた。林の中の、いろんな鳥たちも、一緒に大騒ぎをしているように、さえずっていた。そのうちに、どの、おなべからも、いいにおいがしてきた。これまで、ほとんどの子は、自分の家で、おなべをじーっと見つめたり、火加減を自分でするって言うことはなく、たいがい、テーブルに出されたものを食べるのに馴れていた。だから、こんな風に自分たちで作る、ということの楽しさと、当時に、大変さと、それから食べ物が出来るまでの、さまざまな、ものの変化などを知ったのは、大発見だった。いよいよ、どのカマドも完成した。校長先生は、草の上に、丸くなって座るように、場所を作ろう、といった。おなべや、飯盒が、それぞれのグループの前に運ばれた。でも、トットちゃんのグループは、トットちゃんが絶対にしようと決めていた、あの動作……おなべのふたを取って、「あちちち

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