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第11章 (第1/3页)
トットちゃんは、立ち上がりながら、満足気名調子で言った。 「よかった。じゃ、ママたちに見せてくる」 トットちゃんが行っちゃうと、ロッキーは、もう少し涼しい場所を探すために、起き上がった。そして、ゆっくり、すわると、目を閉じた。それは、トットちゃんじゃなくても、ロッキーが通信簿について考えている、と思うような、目の閉じ方だった。
「明日、テントを張って、野宿をします。毛布とパジャマを持って、夕方、学校に来てください」 こういう校長先生からの手紙を、トットちゃんは、学校から持って帰って、ままに見せた。明日から、夏休み、という日のことだった。 「野宿って、なあに?」 トットちゃんは、ママに聞いた。ママも、考えていたところだったけど、こんな風に答えた。 「とっか、外にテントを張って、その中に寝るんじゃないの?テントだと、寝ながら、星とかお月様が見られるのよ。でも、どこにテントを張るのかしらね。交通費っていうのがないから、きっと学校の近くよ」その夜、ベッドに入っても、トットちゃんは、野宿のことを考えると、ちょっと、怖いみたいな、ものすごく冒険みたいな、なんかドキドキする気持ちで、いつまでも、眠くならなかった。 次の日、目が覚めると、もう、トットちゃんは、荷物を作り始めた。そして、パジャマを入れたリュックの上に、毛布を乗せてもらうと、少し、つぶされそうになりながら、夕方、ママとパパにバイバイをすると、出かけていった。\ 学校にみんなが集まると、校長先生は、「みんな講堂においで」といい、みんなが講堂に集まると、小さいなステージの上に、ゴワゴワしたものを、持って上がった。それは、グリーン色のテントだった。先生は、それを広げると、いった。「これから、テントの張り方を教えるから、よく見てるんだよ」そして、先生は、一人で、“ふんふん”いいながら、あっちの紐をひっぱったり、こっちに柱を建てたりして、あっ、という間に、とてもステキな三角形のテントを張ってしまった。そして、いった。「いいかい。これから君達は、みんなで講堂に、たくさん、テントを張って、野宿だ!」ママは、たいがいの人が考えるように、外のテントを張るのだと思ったのだけれど、高校先生の考えは、違っていた。 “講堂なら、雨が降っても、少々、夜中に寒くなっても、大丈夫!” 子供たちは、一斉に「野宿だ!野宿だ!」と叫びながら、何人かずつ、組になり、先生達にも手伝ってもらって、とうとう、講堂の床に、みんなの分だけのテントを張ってしまった。ひとつのテントは、三人くらいずつ寝られる大きさだった。トットちゃんは、はやばやと、パジャマになると、あっちもテント、こっちょのテントと、入り口から、はいずって、出たり入ったり、満足のいくまでした。みんなも同じように、よそのテントを訪問し
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