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第19章

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お姉さんのはいていたのなら“プルルン”になる!」ママにお姉さんのはいてたのを説明したら、それが“ブルーマー”というものだとわかった。だからトットちゃんは、絶対に運動会には、「ブルーマー」とママに頼んでいたんだけど、小さいサイズが手に入らないということで、残念ながら、“ブルーマー”なしの、ショートパンツ、というのが、今日のトットちゃんの、いでたち、というわけだった。さて、運動会が始まって、驚くことが起こった。それは、どの競技も(たいがい全校生徒が一緒にやるのだけれど)、学校で、一番、手足が短く背の小さい、高橋君が一等になっちゃうことだった。それは本当に信じられないことだった。みんなが、モゾモゾしてる鯉のぼりを、高橋君は、ササーッ!と通り抜けてしまったし、梯子に、みんなが頭を突っ込んでる頃、すでに梯子をくぐった高橋君は、さっさと何メートル先を走っていた。そして講堂の階段のぼりのリレーに到っては、みんながブキッチョに、一段一段やってる時、高橋君の短い足は、まるでピストンのように一気に上りつめ、映画の早回しフィルムのように、降りて来た。結局、みんなが、「高橋君に勝とう!!」と、誓い合い、真剣にやったのにもかかわらず、全部、一等になったのは、高橋君だった。トットちゃんも随分、頑張ったけど、ひとつも高橋君には勝てなかった。普通に走るところでは勝つけれど、その先の、いろんなことで、結局、負けちゃうのだった。高橋君は、自慢そうに、鼻をすこしピクピクさせ、うれしさと喜びを、いっぱいに体で表現しながら、一等のごほうびを受け取った。どれも一等だから、いくつも、いくつも、受け取った。みんなは、うらやましく、それを見ていた。「来年は高橋君に勝とう!」みんな、心の中でそう思った。(でも、結局、毎年、運動会の花形は、高橋君になるのだけど……)\ ところで、この運動会の、ごほうびというか、賞品が、また校長先生らしいものだった。何しろ、一等が「大根一本」、二等は「ゴボウ二本」、三等は「ホーレン草一束」という具合なんだから。だからトットちゃんは、随分、大きくなるまで、運動会のごほうびは、「どこでも、野菜」だと思っていたくらいだった。\ その頃、ほかの学校では、たいがい、ノートや鉛筆や、消しゴムなどだった。でも、ほかの学校のことを知らなくても、みんな、野菜というのには、少し抵抗があった。というのは、トットちゃんにしても、ゴボウとおねぎをいただいたんだけど、それを持って電車に乗るのはなんだか恥ずかしい気がした。そして、この野菜のごほうびは、三等以下にも、いろんな名目で配られたから、運動会の終わったとき、トモエの生徒、みんなが野菜を持っていた。何で野菜を持って学校から帰るのが恥ずかしいのか、よくわかんなかったkど、「ちょっと、かわってる」といわれるといやだといった子も、いたようだ

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