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第24章

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    第24章 (第2/3页)

ピカピカの二年生になったのだった。そして新しい一年生が、昔、トットちゃん達が、そうだったように、キョロキョロと学校に入って来た。トットちゃんにとって、この一年は、本当に充実していて、毎朝が待ち切れない一年だった。チンドン屋さんを好きなことには、代わりはなかったけど、もっともっと、いろんな好きなことが、自分の周りにあることを知った。前の学校で、「もてあましもの」として退学になったトットちゃんが、今は、もっとも、トモエの生徒らしいように育っていた。でも、「トモエの生徒らしい……」。これは、ある点、親にとっては、心配でもあった。校長先生に、すべての面で、子供を預け、信頼してるトットちゃんのパパとママですら、たまには、(大丈夫かな?)と思うことがあった。まして、小林先生の教育方針を半信半疑で見て、現在のことだけで、すべてを決めようとする親の中には、(これ以上、子供を預けておいては、大変!!)と考えて、よその学校に転校させる手続きをする人もいた。でも、子供はトモエと別れたくなくて、泣いた。トットちゃんのクラスには、幸いなことに誰もいなかったけど、ひとつ上のクラスの男の子は、転んだときに出来た、膝小僧の、かさぶたをブラブラさせながら、涙をポロポロこぼして、黙って校長先生の背中を、握りこぶしで、叩いていた。校長先生の目も、真っ赤だった。でも結局、その子は、お父さんとお母さんに連れられて、学校を出て行った。何度も何度も振り返りながら、手を振って、出ていった…… でも、悲しいことは、それくらいで、また驚きと、喜びの毎日が来るに違いない二年生に、トットちゃんは、なったのだった。ランドセルも、もう、すっかり、背中とお馴染みになっていた。

    トットちゃんは、日比谷公会堂に、、バレーの“白鳥の湖”を見に連れて行ってもらった。それは、パパがヴァイオリンで“白鳥の湖”のソロを弾くからと、とても、いいバレー団が踊るからだった。トットちゃんにとって、バレーは初めだった。白鳥のお姫さまは、キラキラ光る小さい冠を頭にかぶって、本当の白鳥のように、軽々と空中を飛んだ(ように、トットちゃんには見えた)。王子さまは、白鳥のお姫さまを好きになったkら、そうじゃない女の人は、誰がなんと言っても、「要りませーん!」という風に踊った。そして、最後に、やっとのことで、二人で仲良く踊った。音楽も、とても、とても気に入った。家に帰っても、トットちゃんは、ずーっと、このことを考え、感動していた。だから、次の日、目が覚めるとすぐ、モシャモシャの頭のまま、台所で用事をしてるママの所に行って、いった。「私、スパイと、チンドン屋さんと、駅の切符を売る人と、全部やめて、白鳥を踊るバレリーナになる」ママは、驚いた風もなく、「そう?」といった。トットちゃんにとって、バレーを見たのは初めてだけど、校長先生から、イ

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